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国防部で重大な情報セキュリティ事故 顧立雄国防部長や軍高官らの個人情報が漏洩し国家安全保障上の危機に発展

2024年10月22日、中華民国国防部で極めて深刻な軍事情報セキュリティ漏洩事件が発覚した。国防部政風室が年に一度の「公職人員財産申報」手続きを処理していた際、担当者の致命的な作業ミスにより、顧立雄(こ・りつゆう)国防部長や梅家樹(ばい・かじゅ)参謀総長をはじめ、全申報対象者、さらには多数の国防部高官や機密部隊に所属する将校の実名、所属部隊、役職などの極めて機微な個人情報リストが、電子公文の添付ファイルとして軍内の下部組織28カ所に直接配信された。この名簿には国の防衛の中枢を担う将領や機密情報に関わる幹部が含まれており、今回の漏洩は中華民国の防衛作戦を担う最高指導層の布陣を「自ら開示」したに等しく、軍内部および社会に強い動揺と国家安全保障上の危機に対する懸念を呼び起こした。世論や野党議員からは、国防部の保防体制に深刻な穴があり、内部の資安と守秘体制の「ネジが完全に緩んでいる」と痛烈な批判が浴びせられた。国防部はその後、漏洩したデータは軍内部の軍用ネットワークに限定されており、一般のインターネットには拡散していないこと、また最前線の機密情報要員は階級の基準に達していないためリストに含まれていないこと、さらに24時間以内に回収と削除の応急処置を行ったと釈明した。しかし、国防の最高責任者である顧氏自身が漏洩名簿の筆頭に記載されていたこのスキャンダルは、顧氏のリーダーシップと国防部の保防体制の信頼性に深刻な打撃を与え、全案は法務部廉政署に移送され行政および刑事責任の捜査が進められることとなった。